BOSSのマルチエフェクターGT-10ではプリアンプはAとBのチャンネルが2つ設定できます。
このAとB、ふたつのチャンネルを別々に同時に使用できるDual L/R設定を紹介します。
ふたつのチャンネルそれぞれにディレイなどのエフェクトを追加することでふたつのチャンネル音が重なる幻想的な音作りを可能にします。
Dual L/R設定を活用するといろんな効果を再現できます。
■Dual L/R設定でできること
- ディレイのW(ダブル)掛けでさらに幻想的に音作り
- クリーン音と歪み音を同時に出せる
それぞれのチャンネルにエフェクトをかけて別々に音を出力することできれいなサウンドを出すことができれば音作りの幅が格段に広がります。
Dual L/R設定を使いこなしてギターの新しい音作りにチャレンジしましょう。
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プリアンプDual L/R設定の設定手順
ここではGT-10のプリアンプのDual L/R設定手順を画像で紹介します。
画像の手順通りに設定していけば誰でもDual L/R設定ができ、どのプリアンプ設定でも応用できます。
■プリアンプの設定手順
- プリアンプ機能をONにする
- シート1でDual L/R設定をする
- AとBのチャンネルを設定する
プリアンプ機能をONにする
まずEFFECTS SELECTの「PREAMP」のボタンを2回押します。
1回目でプリアンプの設定画面に切り替わり、2回目で「PRE AMP」ボタンが点灯してONになります。
画面が切り替わったらダイヤルとカーソルボタンを使って設定をしていきます。
Dual L/R設定をする
カーソルボタンを押してプリアンプの設定画面の一番左にあるシート1でアンプチャンネルの設定ができます。
■シート1の設定
- Ch.Mode(チャンネル・モード)・・・2つのアンプチャンネルの設定方法を選択
- Ch.Select(チャンネル・セレクト)・・・AとBのどちらかのチャンネルを選択
- Ch.Dly Tim(チャンネル・ディレイ・タイム)・・・Bチャンネルの音をズラす時間を調整
- Dyna.Sens(ダイナミック・センシティビティー)・・・入力音の大小でチャンネル切り替えするレベルの設定
※チャンネル・ディレイ・タイムはDualタイプ、ダイナミック・センシティビティーはDynamicタイプにしたときのみ設定できます。
カーソルを回してCh.Mode(チャンネル・モード)をDual L/Rにします。これで2つのチャンネルのアンプ音を同時に鳴らす設定になりました。すごく簡単ですね!
Ch.Mode(チャンネル・モード)を選択したら、AとBそれぞれのチャンネルのアンプシミュレート設定をします。
AとBのチャンネルのアンプシミュレート
GT-10に搭載されているプリアンプの種類は全39種類、クリーンからヘビーサウンドのアンプがシミュレートされています。(別途、カスタムとスルー設定もあります)
シミュレートされたアンプモデルからAとBのチャンネルの設定をしていきます。
現在設定しているプリアンプがAとBのどちらなのかはセレクトボタンの右にある2つのランプで把握できます。
カーソルボタンでCh.Select(チャンネル・セレクト)にカーソルを合わせてダイヤルを回すとAとBのチャンネルを選択することができます。
Ch.Select(チャンネル・セレクト)をCh.Aにすると上の緑色のランプ、Ch.Bにすると下の赤いランプが点灯します。
チャンネルを選択したら→のカーソルボタンを押して、アンプモデルの選択と各パラメーターが設定できるシート2の画面に移動します。
Ch.AかCh.Bのチャンネルを選択したら右ボタンを押してシート2でシミュレートしたいアンプを設定していきます。
Ch.AとCh.Bのチャンネルは同時に設定できないので↔(左右)のカーソルボタンをおして往復しながらそれぞれのチャンネルの設定をしていきます。
Ch.ModeがDual L/Rになっていると緑色のランプと赤色のランプが同時に点灯し混乱しやすいです。
Ch.Modeをsingleにするとチャンネル別に点灯するのでどちらのチャンネルを設定しているかわかりやすいです。
どっちのアンプチャンネルを設定しているのか混乱する場合はCh.ModeをSingleにして確認しながら設定しましょう!
※シート3ではスピーカーのセッティングができます。マイクの距離の設定で音の質が大きく変化するので適切な設定に調整しましょう。
設定が終了したらWRITEボタンを2回押して保存します。
ご注意!保存は全て上書き保存になります。
保存パッチの選択する画面でフットペダルやダイヤルを回してしまうと意図しないパッチに上書き保存してしまう危険があります。
一度上書き保存をしてしまうと元に戻すことができないので保存するパッチNOをしっかり確認してから保存をしましょう。
チャンネル別にエフェクトかける方法
ここではチャンネル別にエフェクトをかける設定方法を紹介します。
設定にはFX CHAIINの機能を使用します。
詳しくFX CHAIINの操作方法を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください↓
今回の接続順のイメージはこんな感じを目指します↓
Ch.AにはDELAY、Ch.BにはFX-1にアサインしたDELAYをかけて同時に鳴らす設定をします。
ディレイW(ダブル)掛けのディレイタイムの計算方法と設定方法はこちら↓
自分は計算方法が覚えきれないのでいつも確認してるっス!
MASTER/PEDAL FXのボタンを押して設定画面に切り替えます。
ダイヤルを回してFX CHAIINにカーソルを合わせてENTERボタンを押すと接続順を入れ替える画面に切り替わります。
左右ボタンで移動したいエフェクトにカーソルを合わせてからダイヤルを回して順番を入れ替えていきます。
エフェクトを並び替えて、図1のイメージ順にエフェクトを並べ替えていきます。
保存はプリアンプの設定同様、WRITEボタンを2回押して保存します。
以上で設定完了です。
まとめ:GT-10のDual設定を活用しよう!
今回はBOSSマルチエフェクターGT-10のプリアンプ設定方法、Dual L/Rの設定方法を紹介しました。
AとBの2種類のチャンネルの音を同時に鳴らすことができるDual L/R設定はAとBのそれぞれのチャンネルに別々のエフェクトをかけることもできます。
ディレイのW(ダブル)掛けもチャンネル別に振り分けることでより幻想的なディレイ効果を再現できます。
付け点8分はディレイで良く使う設定っス!
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