ギターソロ必須エフェクト【リバーブ】でギター音作り【GT-10】

ギターを弾き始めたばかりの頃はエフェクターの名前や効果が一致しないものです。

楽器店でスタッフの人に聞くのはなんだかハードルが高く話しかけづらい、そんな経験はありませんか?

楽器店はスッタフの方々が妙に神々しく見えてしまいますよね。

そんな方に向けてマルチエフェクターGT-10を使ってリバーブを動画を交えて解説します。

■GT-10のリバーブを活用しよう!

  • リバーブの種類
  • リバーブの設定方法
  • リバーブ7種類とON/OFFを動画で比較

リバーブをわかりやすく説明するとおフロで声が響く効果をギターの音で再現するエフェクトです。

ヒキタニくん

リバーブは「空間系」のエフェクトっス!

空間系とは、声が響く「お風呂の空間」や山彦(やまびこ)な鳴る「山のてっぺんの空間」などの空間の効果を再現する系統のエフェクトのことです。

山彦(やまびこ)のような効果があるDELAY(ディレイ)も空間系のエフェクトになります。

リバーブはギターソロに絶大な効果を発揮され種類は複数あり特徴も違います。

エフェクトとの相性や音出しの環境によってもかかり具合に変化があるので特徴を把握しましょう。

例・・・RING MOD(リングモジュレーター)とREVERB(リバーブ)のSPRING(スプリング)をエフェクトするとアタック音に影響がでる。など

リバーブの特徴をコツをつかんで理想のギターソロに近づけましょう。

ギターソロに必須のディレイについては【動画あり】付点8分と2分音符ディレイW(ダブル)掛けBOSS GT-10ギター音作りを参考にしてください。

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目次

リバーブの種類

エフェクター

GT-10で設定できるリバーブの種類と特徴を確認しましょう。

リバーブの種類は7種類あります。

■リバーブの種類

  • Ambience(アンビエンス)
  • Room(ルーム)
  • Hall(ホール)1と2
  • Plate(プレート)
  • Spring(スプリング)
  • Modulate(モジュレート)

Ambience(アンビエンス)

残響を強調するためのリバーブではなく空間的な奥行きを演出するためのリバーブ。

レコーディングなどで使用されるアンビエンスマイクをシミュレートしたリバーブ。

CD音源をコピーするときにおススメのリバーブです。

Room(ルーム)

その名の通りRoom(室内)での残響音をシミュレートしたリバーブです。

後述するホールと比べてもおとなし目なリバーブです。

わたしは正直あまり使用しません。

Hall(ホール)1・2

コンサートホールでの残響音をシミュレートしたリバーブです。

1・2がありますが1の方がよりクリアで広がりのある残響音の効果があります。

わたしはLUNA SEAのライブ音源をコピーする場合はHall1を使用しています。

SUGIZO氏のギターソロはCOMP・DELAY・REVERBがたっぷりかかったものが多いので効果が大きいHall1の使用をおすすめします。

Plate(プレート)

プレートリバーブをシミュレートしたリバーブです。

プレートは金属板を意味し、金属を叩いた時のように高音域が伸びる響きを再現します。

Spring(スプリング)

ギターアンプに内蔵されているスプリングリバーブを再現したリバーブです。

スプリングの意味は「春」ではなく、「バネ」の意味です。

アンプの使用感を味わいたいときに使用します。

個人的にイヤフォンで聞いているときに相性がよいリバーブだと思います。

結構使っているタイプのリバーブですがRING MOD(リングモジュレーター)との相性が悪い傾向にあります。

弦をピックで弾いたとき(アタック)に雫が落ちた時の効果音のような音がしてしまいました。

他のエフェクターとの掛け合わせで思いもよらない副作用がでてしまうこともあるので相性の勉強も必要です。

Modeulate(モジュレート)

Hall(ホール)の残響にゆらぎを加えたリバーブです。

リバーブの設定方法

エフェクトミキサー

GT-10でリバーブを設定していきます。

GT-10本体にあるEFFECTS SELECTボタンの「REVERB」のボタンを2回押すとボタンが点灯しONになります。

リバーブの設定

ディスプレイ画面がリバーブの設定画面に切り替わるのでカーソルボタンとダイヤルを操作して設定をしていきます。

よく使う「Hall 1」にリバーブタイプを変更しました。

ダイヤルを回して「Hall 1」を選択。

設定が完了したらWRITEボタンを2回押して保存します。

設定を保存する。

ご注意!保存は上書き保存です。一度保存すると元に戻せません。

保存するパッチナンバーは十分確認してから保存しましょう。

■設定できるパラメーター

  • Rev Time(リバーブ・タイム)
  • Pre Delay(プリ・ディレイ)
  • Low Cut(ローカット・フィルター)
  • High Cut(ハイカット・フィルター)
  • Density(デンシティー)
  • Effect Lev(エフェクト・レベル)
  • Direct Lev(ダイレクト・レベル)
  • Spring Sens(スプリング・センシティビティー)

各パラメーターを設定して思い描いた効果を探っていきましょう。

Rev Time(リバーブ・タイム)

リバーブ音の長さ(時間)を調節できます。

値が低すぎると効果が分かりません。

他の楽器の音に埋もれないように調節しましょう。

Pre Delay(プリディレイ)

リバーブ音の効果が出力されるまでの時間を調節します。

値が大きいほどギターの音より遅れてリバーブ音がやってきます。

楽曲に合ったちょうどよい値を探りましょう。

Low Cut(ロー・カット・フィルター)

設定した周波数より低い周波数成分をカットするパラメーターです。

55Hz~800Hzまで設定可能、カットしない場合はFLATを選択します。

High Cut(ハイ・カット・フィルター)

設定した周波数より高い周波数成分をカットするパラメーターです。

設定できる範囲は700Hz~11kHzです。

ロー・カット・フィルター同様、設定しない場合はFLATを選択します。

Density(デンシティー)

リバーブの密度を設定します。

0~10まで設定可能。

Effect Lev(エフェクト・レベル)

リバーブの音量を設定します。

ギターの原音をつぶさない範囲での設定を心がけましょう。

あまり設定のレベルが低いと効果が現れないのでわたしは60以上に設定していることが多いです。

Direct Lev(ダイレクト・レベル)

ダイレクト音の音量を調節します。

エフェクトをONにしたことで音が大きくなりすぎるときには若干、値を下げて使用します。

バッキングの音量とギターソロの音量とのバランスをとるのに調整します。

Sprg.Sens(スプリング・センシティビティー)

Springタイプのみ調整できる値でリバーブの感度を調節します。

値を大きくすることで弱いピッキングでも効果を再現することができます。

速弾きなどのピッキングニュアンスが弱い場合は値をあげましょう。

単音で伸ばす場合はそれほど気にしないです。

合わせてFX CHAINも確認しよう

リバーブの接続順はアンプよりにすることで効果が発揮されます。

空間系のエフェクトはアンプよりに配列するのがセオリーです。

エフェクト効果に違和感を感じたらFC CHAIN(エフェクトの接続順)を確認してアンプ側に近い配列にしましょう。

FX CHAINの操作方法はこちらを参考に↓

各種リバーブ効果とON/OFFの比較

最後にLUNA SEAの「SHINE」のソロを演奏して、各種リバーブをかけたバージョンとOFFにした音を動画で紹介します。

GT-10リバーブ7種を比較

リバーブの7種とOFFの音源の8パターンの動画になります。

リバーブの設定とその他のエフェクトの種類と設定は以下の通りです。

■設定できるパラメーター

  • Rev Time(リバーブ・タイム)
  • Pre Delay(プリ・ディレイ)
  • Low Cut(ローカット・フィルター)
  • High Cut(ハイカット・フィルター)
  • Density(デンシティー)
  • Effect Lev(エフェクト・レベル)
  • Direct Lev(ダイレクト・レベル)
  • Spring Sens(スプリング・センシティビティー)

■使用エフェクトの設定

  • COMP・・・SUS:50、ATK:50、LEV:50
  • PREAMP(5150DRV)・・・Gain:80、Bass:50、Mid:50、Tre:50、Pre:0、Lev:53、Gain Sw:Mid、Solo Sw:50

ギターESP S-1を、ピックアップはフロントを使用しています。

ピッチシフトはデジテックワミー4を使用しました。

ワミーペダルを持っていない場合はペダルベンド機能でも十分再現できます!

リバーブがかかっていることで音に広がりがでてゴージャスになっていることが分かると思います。

ギターソロとバッキングなど演奏シーンによってもかけ具合は調節が必要です。

何度も繰り返し聴き込んでいくことで心地よいリバーブの効果をつかいこなしましょう。

まとめ

今回はディレイとな並んでギターソロに欠かせないエフェクトのリバーブを紹介しました。

リバーブは「空間系」のエフェクターと言われています。

空間の環境による残響音をエフェクトすることから「空間系」なんですね。

■GT-10のリバーブを活用しよう!

  • リバーブの種類
  • リバーブの設定方法
  • リバーブ7種類とON/OFFを動画で比較

楽器店でいろいろ聞きたくてもハードルが高くなかなか話しをするのは度胸が要ります。

わたしも楽器店のスタッフに「こんなこと聞いたらなんて思われるだろう・・」と結構ビビッてしまいます。

そんなご同輩に向けてリバーブの解説をしました。

画像と動画付きで紹介したので少しでも皆さんの音作りの参考になれば幸いです。

動画編集は「Filmora12」、音楽編集にはCakewaik by Bandlabを使用しました。

ヒキタニくん

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どちらも使いやすく初心者にも簡単なソフトでおすすめです。

動画編集にチャレンジしてYOU TUBEに投稿する仲間が増えてくれたらとてもうれしいです!

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