お得にギター購入実例!ギターショップで安く買う【交渉術5選】

憧れのLUNA SEAのギタリストSUGIZOのジグネーチャーモデル、NavigatorのストラトタイプのギターD-2は約70万円。

かなりの高額のギターを買うのに躊躇していました!

ヒキタニくん

高額のギターを買うのは度胸がいるっス!

高額の買い物をする場合、少しでも安く購入したいものですよね?

でも「価格交渉なんてやったことないしできない」という方も多いでしょう。

それは価格交渉のポイントを知らないだけかも知れません。

わたしは大手ホームセンターでバイヤーを4年経験したのち、価格帯20~50万円の商品の販売員をしてきました。

価格交渉をする側、応じる側の両方の立場を経験することで価格交渉のポイントをつかむことができました。

そこで得た知識と経験から交渉に役立つポイントを5つ紹介。

■価格交渉の5つのポイント

  • 交渉しやすい時期を狙う
  • 値引きしやすい決済方法で支払う
  • 交渉しやすい商品なのか見極める
  • 交渉しやすい関係を作る
  • 先手を取って交渉をする

この5つのポイントは1つでも実行すると効果があります。

わたしはこの交渉術を使って新品のシグネチャーモデルのギターを購入しました。

3万円の値引きとポスターやメンテナンスグッズのサービスを受け取ることができ大満足。

この交渉術はギターに限らず車や家具を購入するときにも活用できます。

お得なお買い物をしてさらに充実した生活を目指しましょう!

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目次

ギターは交渉しやすい時期を狙う

企業にとって価格を下げてでも売り上げを伸ばしたい時期があります。

それは決算前と無利息ローンイベントの2つです。

決算前は在庫に対しての税金を少なくするため、多少の値引きをしてでも在庫を減らしたい。

無利息ローンイベントは利息を負担してでも売りたい。

決算セール、無金利ローンイベントが重なればチャンスです。

決算期の直前

企業は決算期に法人税が引かれます。在庫の利益に対して約30%が負担となるのです。

例えば30万円利益が出る100万円ギターを在庫していると、利益30万円の約30%、10万円程度の税金がかかります。

「それなら2~3万円位なら安くして在庫を少なくした方がいいよね」と在庫の売り減らしに注力します。

ヒキタニくん

商品を数える決算棚卸も在庫が少なくなれば楽になるっス!

決算期にはとにかく在庫を減らしたいものなのです。

決算期は企業によって異なりますが、3月に決算を迎える企業が多い傾向にあります。

決算期は会社のホームページで確認できます。

決算期の1~2か月前にショップに行って店員さんに決算期のイベント情報収集をするといいでしょう。

無利息ローンイベント

無利息のローンイベントを短期的に開催しているケースがあります。

ボーナス時期や決算期前、大型連休の時期に開催する傾向があります。

無利息でのローン購入を進めているということは、利息を負担してでも「売り上げが欲しい」「在庫を減らしたい」という気持ちの表れです。

店側に利息の負担がない現金一括やクレジット決済なら価格交渉の余地は十分あります。

ギターの交渉しやすい決済方法を知る

決済方法で購入金額に大きく変わります。

交渉において一番重要といっても過言ではないでしょう。

それぞれの特徴を把握して交渉に臨みましょう。

■決済方法別のメリット

  • 現金一括・・・一番安く購入できる決済方法
  • クレジット決済・・・ポイントが付くけど店は負担
  • 分割ローン・・・無金利は店舗の負担が大きい

「どの決済方法で会計しても、この金額で購入できますよ」というのが店頭価格。

でも決済方法によって店側の負担が変わるのに購入金額が同じなのはおかしいと思いませんか?

まさにここが交渉のポイントになるわけです。

ヒキタニくん

店側に負担の少ない決済方法だからこそ「安くして!」と交渉できるっス!

ただし、相手を選ばず闇雲やみくもに交渉するのはよくありません。

そもそも手数料が変わることを知らなかったり、価格交渉の権限を持っていないスタッフがいることもあります。

そんなときは会話の中でそれとなく「決済方法は○○で考えていますが、お値段交渉の余地はありますか?」と聞けば権限を持っているスタッフに変わってくれるでしょう。

現金一括購入

現金一括
現金一括購入

ギターに限らず値引き交渉するなら現金一括購入が一番です。

現金一括購入は店側に手数料負担がなく、即金性が高いというメリットを提示できます。

手数料負担が無ければ利益が多くなり、即金性があれば次の仕入れに即投資することができ店側にとって大きなメリットとなるのです。

このメリットをもって最大限の価格交渉に臨むことができます。

ヒキタニくん

ただし現金の持ち運ぶときには落とさないように注意っス!

銀行で引き出し限度額が設定されていると、一度に引き出すことができないので数日に分けて現金を引き出さないといけない手間も。

引き出し上限額の変更する方法もありますが、いずれにせよ「購入当日に現金が用意できなかった」なんてことにならないよう前もって確認しておきましょう。

また、紛失にも注意が必要です。

大金を持ち出すと異常に緊張するもので、普段はしないミスをしてしまうこともあります。

ヒキタニくん

キャッシュレス派なので大金を持ち歩くのは緊張したっス!!

約束の購入日に現金が用意できないと信頼関係にも影響があります。

現金一括の場合は事前準備を入念に行いましょう。

クレジット一括決済

カード決済
クレジットカード決済

クレジット一括決済は店側に手数料の負担がかかり、その分現金一括に比べて値引額は少なくなってしまいます。

そこでクレジット決済のメリット、ポイント還元を活用する。

ポイント還元の高いクレジットカードを活用すれば、現金一括に負けないメリットにもなり得ます。

ヒキタニくん

おすすめはとにかく楽天カードっス!

楽天ポイントは使える店舗が多いので、ほとんど現金として使用できます。

新規入会なら5000P~8000P(1P=1円)獲得できるので、購入金額の1%のポイント還元と合わせればかなりのポイントが獲得できます。

他にもふるさと納税、お買い物マラソンなどお得なサービスが多数あるので長い目でみてもメリットは十分あります。

楽天カードの新規入会特典と決算期を狙った交渉でお得な購入を狙いましょう。

分割ローン決済

分割ローン
分割ローン

分割ローンには有利息と無利息の2種類があります。

普段は有利息でのローンでも、短期イベントで無利息になる場合があります。(ボーナス2回払いは常時無利息などのケースもある)

無利息分割ローン

無利息分割のローン決済は、もっとも価格交渉が難しくなります。

購入者の金利が無くなった分、店側がその金利を負担するからです。

価格交渉できたとしても「端数を少し削る」程度か、ピックなどを少しおましてくれる程度でしょう。

しかしながら前述した通り、利息を負担してでも「売り上げが欲しい」「在庫を減らしたい」という気持ちの表れなので、現金一括なら格段に交渉しやすくなります。

有利息分割ローン

有利息分割ローンは「ぼったくり級」の手数料を獲られてしまうので、お得からかけ離れていきます。

なので有利息での分割ローンはまったくおすすめできません。リボ払いも同様です。

無利息分割ローンと比べれば価格交渉の余地は十分にありますが、利息を上回る交渉は非常に困難です。

ヒキタニくん

「今買わないと一生後悔する」という以外はおすすめしないっス!

分割で購入したい場合は、店側が無利息分割ローンのイベントを開催するかのリサーチは必須。

わたしも過去に2度、無金利ローンでギターを購入した経験があります。

どうしても分割で買いたい場合は無金利の時期を狙いましょう。

交渉しやすいギターか見極める

新品か中古か、ミュージシャンモデルかどうかでも値引きの難易度が変わります。

■ギターごとの交渉難易度

  • 新品ブランドギター・・・値崩れ防止のため価格が落ちにくい
  • 新品シグネチャーモデル・・・値崩れ防止、著作権の利権で難易度が高い
  • 中古・・・状態や相場で変動するので交渉しやすい

自分の意中のギターがどの分類なのかを把握したうえで交渉することが大切です。

価格設定の背景を無視して交渉に臨めば値引きができないだけでなく、その後の関係も悪化してしまいます。

価格が下がらないギターほどリセールバリューが高い傾向にあるので、その価値も理解したうえでギターを選ぶとよいでしょう。

「お得=安い」だけでなく、今後、価値が上がるものを今の価格で購入するというのも十分に「お得」と言えます。

新品ブランドギター

フェンダー・ギブソンなどのブランドものの新品ギターには定価が設けられ、交渉での価格は下がりにくい傾向にあります。

店側としてもメーカーとの関係悪化を避けるため、過剰な値引きには応じないでしょう。せいぜい端数を切るくらいのイメージです。(348000円であれば8000円引きくらいのイメージ)

ブランドギターのメリットはリセールバリューが高い傾向にあることです。

状態によるところも大きいですが、ローズウッドなどの材料が枯渇することで価値が高くなることもあります。

安くすることだけに意識を向けるのではなく、ギター価値の高騰も考慮しましょう。

ここに理解があると店舗スタッフもいろんな情報を教えてくれやすくなります。

新品シグネチャーモデル

もっとも値下げしにくいのが新品シグネチャーモデル。

値崩には超敏感でモデル元のミュージシャンへの利権もあるので店側も利益が薄い傾向にあります。

店舗の裁量だけで交渉に応じる余地は少ないのです。

その分、リセールバリューが高くなるケースも多くあります。

材料の枯渇などにより生産が中止になったモデル品は中古でも新品と同様の価格で出回ることもあります。

ヒキタニくん

LUNA SEAのSUGIZOモデルのキルトシリーズは生産中止で価格が高騰してるっス!

また、ギターそのものは値引きができないとしても、モデル品ならではの特典が付くこともあります。詳しくは「好きなミュージシャンを伝えておく」で後述。

中古のギター

新品と比べメーカー希望価格の縛りも無い中古ギターは、店側としても価格交渉に応じやすい傾向にあります。

中古品は相場・状態・買い取り時の価格とその後のメンテナンス費用によって、おおよその価格が決まります。

普段から店舗のスタッフと仲良くなっているとさらに価格交渉がしやすくなります。

上手くいけば1割ぐらいの値引きが狙えます。

ギターの交渉しやすい関係を作る

普段の店舗の利用頻度も価格交渉に重要な要素になります。

わたしは約9年間、同じ店に通い続けました。(コロナの時期は控えていましたが)

店舗に通い続ける間、「ギターを購入するならこの店で」と言い続けていました。

その結果、ギター購入時にたくさんのお得なサービスを受けることができました。

メンテナンスは全てお任せ

ギターは弦交換やネック調整、フレットのメンテナンスなどが必要なります。

全てのメンテナンスをお願いすることで顔なじみに近づくことができます。

ギターの購入時も普段から店舗を贔屓ひいきにしていれば「いつも利用してくれているからもうちょっとだけ安くしようかな」となることも。

店舗を限定して来店頻度を高めておくと、きたるべきギター購入時の備えになります。

ピックやシールド、スタジオ練習なども利用しているとさらに好印象!

ヒキタニくん

音楽雑誌やバンドスコアを買うのも特定の店舗で購入してるっス!

来店のたびに「ここ以外ではギターは買わないでその時はよろしくお願いします。」と言い続けていました。

その成果もあってギター購入時にはいろいろなサービスをしていただきました。

好きなアーティストを伝えておく

普段から好きなアーティストを伝えておくと、その情報を教えてくれることがあります。

スタッフの中にはそのアーティストと対バンしてピックをもらったという方もいました。

そのピックは常連のお客さんにプレゼントしたそうです(レアケースですがうらやましい!)

わたしはギター購入時にその恩恵おんけいを受けることができました。

意中のアーティストのポスターを取り寄せてくれたのです!しかも3枚も!

ヒキタニくん

喜ばせ合戦になった結果、いろんなサービスを受けることができたっス!

ポスターはメルカリなどのフリマサイトで売ることも可能です。

アーティストによって価格は異なりますが3~5千円程度での販売は十分可能です。

ギター価格は値引きできなくても、プライスレスなサービスで補えます。

ギターの価格交渉は先手をとる

価格交渉は中古で10%、新品で5%が目安です。

交渉は「くれくれ君」に「三方良し」で臨むようにしましょう。

やってはいけない交渉例

交渉にあたって絶対にやってはいけないの交渉は以下の通り

「こんなこと言わないよ」と思いますが、店員さんいわく意外と多いそうです。

■悪い交渉の例

  • とにかくギターをディスる
  • 知ったかぶる
  • 上から目線

ギターの素材やピックアップが自分好みじゃないとギターをディスった挙句あげくに「5万安くしたら買っても上げてもいいよ」と言う方もいるそうです。

その他にもウンチクを言ってきてスタッフより詳しいアピールをしたり、買ってやるから安くしろの上から目線などもあるそうです。

どれもスタッフさんからしたら気分が悪い内容です。ギター以外にもあれこれとサービスを過剰に要求してきそうで印象は最悪です。

普段から仲を深めていても、こんな交渉をしては関係が悪化してしまいますね。

実際の交渉例

交渉は気の利いたことを言おうと気負わなくても大丈夫です。

前述した価格交渉しやすい時期に来店し、値引きしやすい決済方法を伝えればOK。

わたしが欲しかったギターは店舗に在庫が無かったので、取り寄せ後に試奏をしてから購入の検討をする約束をしました。

この時点で購入の決定をしていませんでしたが快く対応してくれました。

実際の交渉の流れは以下の通り。店頭価格税込726,000円、新品シグネチャーモデルのギターでした。

■実際の交渉の流れ

  • 決算前の時期に購入の意向を伝える
  • 「現金一括」で購入することを伝える
  • 購入したいギターを取り寄せてもらう
  • 後日、入荷の連絡を受ける
  • 来店して試奏後にその場で購入の意思を伝える
  • 価格の確認
  • その場で現金一括支払い
  • ポスターのおねだり

交渉のポイントは常にこちらの要望は後回しにすることです。

価格の交渉は購入することを伝えたあとに、ポスターのおねだりも支払いが終わってからしました。

購入を駆け引きに使わないことで最大限の値引きをしていただけました。

2「現金一括」で購入することを伝えるの時には税込715,000円が目安とのことでしたが、最終価格はなんと税込698,500円で契約することができました。

ポスターも3枚も用意していただき、さらに1580円の弦と980円のクロスもサービスしてくれました。

まとめ:ギターショップでお得な交渉術

交渉が苦手な方も値引きできるロジックが分かれば実行しやすくなります。

値引き交渉するには以下のポイントを押さえましょう。

■価格交渉の5つのポイント

  • 交渉しやすい時期を狙う
  • 値引きしやすい決済方法で支払う
  • 交渉しやすい商品なのか見極める
  • 交渉しやすい関係を作る
  • 先手を取って交渉をする

一つでもポイントを押さえれば交渉に役立つはずです。

現金一括が値引き交渉に一番有利ですが、用意できない場合は楽天カードのクレジットカード決済がおすすめ。

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