こんにちは!弾きたにっス!
人生で初めてYouTube投稿したJESUSに「ファミコンみてーな音すんなww」とコメントをいただきました。(的確で表現力がバツグンのツッコミ!)
ファミコンは1983年に発売されましたが、LUNA SEAの結成は1989年。
そして2022年に33周年を迎えたLUNA SEA。
そんなLUNA SEAのリードギタリスト、SUGIZOのシグネチャーモデルギターNavigatorのD-2を紹介します。
近年、ライブで一番多く見かけるギターがNavigatorのD-2。
センターピックアップでの演奏が多く、暖かく厚みのあるサンウドが近年のSUGIZOサンウドのベースとなっています。
アルバム【LUV】以降のナンバーをコピーするのにはぴったりのギターです。
■ライブで使用した主なナンバー
- BLACK&BLUE・・・アルバムLUVの12曲目(バンドスコアあり)
- 宇宙の詩・・・アルバムCROSSの6曲目(バンドスコア無2019.07 GIGSにスコアあり)
最近では初期のナンバーでもD-2で演奏していることもあり、SUGIZOサウンドの再現には欠かせない1本と言えるでしょう。
この記事ではギターの材質、ピックアップなどの紹介と共に、実際にSUGIZOが使用している弦やエフェクターも交えて紹介します。
このNavigatorのD-2を手に入れれば「ファミコンみてーな音すんなww」と言われていた頃よりもいい音が出せるようになります!絶対に!(笑)
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ESPギター Navigator D-2
正式名称はNavigator N-ST SGZ Custom D-2(ナビゲーター ストラトキャスター スギゾーカスタム ディーツー 以下D-2)
D-2はSUGIZOのシグネチャーモデルの中でも最新のモデル。
ESPブランドではシグネチャーモデルを、FenderやGibsonが商標をとっているシェイプ(ストラト・テレキャス・レスポール)Navigatorブランドで作成しています。
ストラトキャスターはフェンダーの商標シェイプなのでNavigatorブランドとなるのです。
JとINORANはフェンダーに!SUGIZOだけがESPとエンドース契約してるっス!
初期のころからファンの人たちの中にはESPブランドの方が好みだった方も多いのでは?
パーツごとの特徴
各パーツごとの材料は以下の通り。
■D-2のパーツごとの材料紹介
- ボディー(本体)・・・アルダー材
- ネック・・・メープル材
- フィンガーボード(指板)・・・ローズウッド
- 塗装の仕様・・・ラッカー塗装
ボディー
ボディー(本体)にはピックアップの特徴を反映しやすいアルダー材を使用。
アタック間のあるメープル材とは対照的に暖かみのあるサウンドが特徴的で、クセの少ない枯れたトーンを生み出すアルダー材はSUGIZOサウンドにピッタリ。
ニトロセルロースラッカー塗装が採用され、エイジドダメージ加工により年季の入ったビンテージ感が再現されています。
湿気の面でデメリットもありますが、このひと手間かけていることに価値がありますね。
ネック
ネックにはアタック間の出やすいメープル材を使用し設置方法はボトルオン固定のスラントカット。ハイポジションも弾きやすい!
ネックの塗装にもエイジング加工が施されていますがギタースタンドにかける部分は厚くコーティングがされています。
ネックスケール(弦の支点の長さ)は648mm、フレットは22フレット。
フロイドローズ使用の24フレットギターは628mmなので2cm長くなった仕様になっています。
初期のナンバー「BELIEVE」や「JESUS」のソロは24フレットをフルで使用するのでワーミーペダルが欠かせません!
因みにSUGIZOはおもちゃのようなデジタル音が好きでDegitechのワーミー1、2を使用しています。
ワーミー3~5は音がきれいすぎるので使用しないとのこと。
SUGIZOサウンドを追及する場合はDegitechワーミー1か2がオススメです!
ですがワーミー1と2は中々出回ってないっス!
ワーミー1で5万円くらいでフリマサイトで見かけることもありますが、ワーミー2(通称 黒ワーミー)はほとんど見かけません。
そんなわけで、わたしはワーミー4かGT-10のペダルベンドを使用しています。
フィンガーボード
フィンガーボード(指板)はローズウッド、色目が黒い材料が使用されています。
赤みの強いローズウッドではなく黒いローズウッド材を使用することで、これまでのSUGIZOのシグネチャーモデルの印象を踏襲しています。
初期のギターにはエボニーを使用されていましたが、最近の特に22フレットのギターにはローズウッドを多く採用しています。
ローズウッドはエボニーと比べて硬度・密度とも低くなるためサスティーンが短くなるも、軽やかなサウンドはアルバム【A WILL】以降のナンバーに適していますね。
サスティーンは出力の高いピックアップを搭載することでカバー。
ラッカー塗装
ニトロセルロースラッカー塗装(以下ラッカー塗装)は、強度が弱いので剝がれやすい塗装法です。
管理に気を使う必要がある反面、鳴りが良いという音の面で大きなメリットがあります。
ラッカー塗装は特にギタースタンドに注意が必要。
ゴム製のギタースタンドに長時間立てておくと、簡単に塗装が変化(焼けるとも言われます)してしまいます。
ギタースタンドはラッカー塗装対応のスタンドを選びましょう。
ラバータイプのギタースタンドにはモコモコした生地(スタンドブラ)を取り付けて塗装が剥がれないようにすればOK。
わたしの場合は付属のハードケースにシリカゲルを入れて立てて保管しています。
ピックアップ
この3連ピップアップがSUGIZOギターの最大の特徴と言っても過言ではないでしょう。
こだわりのLUNA SEAのSUGIZOサウンドは特にセンターピックアップに注目。
2022年現在では9割はセンターピックアップを使用しているとのこと(行きつけのショップスタッフぼ情報)。
■ピックアップの配列と種類
- フリント(ネック側)・・・セイモアダンカン カスタムショップアルニコV
- センター(ミドル)・・・セイモアダンカンSP-90-3b
- リア(ブリッジ)・・・セイモアダンカンSP90-3b
フロントのピックアップはセイモアダンカン カスタムショップ アルニコV。職人が手作業で作成したものでワンランク上のピックアップとなっています。
ギターソロで使用する場面があります。
ピックアップがEMGを使用している初期のナンバーもD-2のピックアップの布陣であればニュアンスが近いものになります。
ROSIREのリフやソロのロングサスティンにも対応できるピックアップです!
ピックアップコントロール
ピックアップのコントロールはフロント・センター・リアの3ウェイセレクトと強制でセンターにするスイッチが搭載されています。
3ウェイセレクターは一般的なレバースイッチ(リア・センター・フロントを選択)、ミニスイッチは強制的にセンターにします。
小さいスタジオでの音出しなど環境に合わせてリアやフロントを使い分けているようです。TV出演する場合はリアを使っている機会をよく目にします。
アルバムの【LUV】以降は、ピックアップをほとんどセンターにして演奏しているSUGIZO。
LUNA SEAで最近の楽曲を演奏する場合、ほとんどがセンターピックアップでの演奏になります。
そのため強制センターにするスイッチは使い勝手がよく欠かせません。
演奏中にセンターピックアップにするのは難しいっス!
といいつつも、わたしは自宅でヘッドフォンを使用しているので、リアで演奏することが多くなりますね。
特にアルバム【SHINE】までのナンバーの演奏はリアをメインで使用します。
eclipce(エクリプス)シリーズのS-1はピックアップセレクトのコントロールは独特です。
ギターヘッド
ヘッドシェイプはストラトの王道タイプ。
音について
生音で違いが分かりました。
弦ひとつひとつの粒がハッキリしていること、エッジが効いているというよりは豊かな暖かい音という印象でした。
特にミッドとローに芯があると感じます。
lineで通してヘッドフォンでの音はもうSUGIZOサウンドでしかない!
エクリプスのS-1と比べて、サスティンも長くノイズも少ない印象です。
最近のナンバーに馴染む音という印象でしたが、ROSIREやJESUSの初期の音も再現できる素質を感じました。
もともと初期のナンバーにはエクリプスのS-1を、A WILL以降のナンバーにD-2を考えていましたが、D-2に全てを託してもいいと思っています。
まとめ:ESPのギターNavigatorはメッチャいい音
NavigatorのD-2のお値段は約70万円。
購入時にいろいろサービスを頂きました!
SUGIZOサウンドを目指すに人には絶対に満足する1本です!
音作りが苦手でも、音出し環境がヘッドフォンでもナチュラルにSUGIZOサウンドを再現することが可能!
これからこのNavigatorのD-2でLUNA SEAのナンバーを弾き倒していく弾きたにクンに是非、ご注目ください!
チャンネル登録1,000人を目指して活動中!弾きたにギターチャンネルもよろしくっス!
もう「ファミコンみてーな音すんなww」とは言わせない!「ディスクシステムだろ!」とツッコめるよう精進していきます!